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061231 実家へ

大晦日の昼、ダーを置いて実家(神奈川県)に帰省。
親が実家の最寄り駅まで車で迎えに来てくれた。

うちの親、特にオヤジはすごい子煩悩で、
私が幼い頃は熱出すと会社休むほど心配症なの。

今回親に乳がんだって告白してから、ずーっとネットや本で乳がん調査をしてたんだって。

そんなオヤジだから、乳がんになった私を見て泣いちゃうんじゃないかと心配してた。
でも、予想を反したオヤジの一言、

「お前、災難だったなー!」

この一言聞いたとき、胸の奥がズーンとして、頭の中ではピン!ってひらめいた感じ。
救われました、この一言に。

この時点で、「早期じゃない進行性の乳がん」って告知されてから、
色んなことを考えてしまって、
『私が死んだらダーは一人で残されてどうすんだろう?』
『親より早く死ぬの?』
とかね。

でもオヤジのセリフで吹っ切れた。

乳がんにならないように生きることなんてできなかったし、
自然災害や事故なんかで、不幸にも死ぬ人はいるし、
私もこのたび、たまたまくじびきでハズレをひいてしまった。

そんな気持ちに切り替わった。


正月休みを実家で過ごし、
知り合いが教えてくれた玉川温泉・北投石使用の岩盤浴[弘法の湯]で休養。
がんに効くかはわかんないけど、安くてきれいでいい施設です。





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# by saya-cafe | 2007-02-21 11:01 | 乳がん 入院まで ~回想~

061226 告知

乳がん検査からちょうど1週間後、クリスマス気分も抜けた12月26日。

いつもと同じ朝、9時半に出社し、仕事をしていたら、
12時に携帯が鳴った。

登場人物
サヤ=サ、検査した病院の先生=先、看護師さん=看

看「今日の診察なんですが、先生からお話があるので、ご家族の方にも来ていただきたいのですが」
サ「悪いってことですか?先生に電話を代わっていただけますか?」

・・・・・・
保留音
・・・・・・

先「色々話があるから、家族の人と来てくださいね」
サ「そんなに悪いんですか?何の病気ですか?」
「がんです」
サ「あ、そうですか・・・後で伺います」


精神的に落ち着かず早退。
すぐにダーと実家に電話。
皆、びっくりしてた。
そりゃそうだろうね・・・


そして予約の5時半病院着。
まずがんの転移を調べるため、肺のレントゲン撮影。
これは大丈夫でした、ほっ。


そして、先生から病状の説明をダーと聞いた。
・「ギリギリ早期ではない進行がん」であること←先生から言われた言葉
・細胞診の結果、クラス4であること
・摘出手術が必要なこと
・摘出後も治療を要すること
などなど。

そこの病院では手術ができないので、
先生推薦の新宿区にある病院を紹介してもらうことに。

説明を聞いてからは聞く前より落ち着くことができた。
もう、なったものはしかたがない。
今すぐ生死に関わったりしない。

でもこんな気分で年越すのイヤだな・・・・


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# by saya-cafe | 2007-02-20 23:02 | 乳がん 入院まで ~回想~

061219 健康診断

去年の12月19日、会社の健康診断だった。
うちの会社は、提携している全国の病院から自宅近くを選んで、自分で予約するシステム。
私は年齢から、生活習慣病と婦人科検診のオプションが付いてた。

その日は朝から自宅近くのクリニックへ行き、
一通りの検査をした後、婦人科検診の別の病院へ移動し、
そこでおぱいの触診。

そこの病院、ヤブ医者でさー、
私のおぱい触って、

「しこりがあるよっ。触っただけじゃわかんねーんだよっ!」

私になのか、看護師さんになのか、叫んだのよ!

イラッとしたけど、それ以上に恐怖が襲ってきて・・・・
というもの、このしこり、実は1年ほど前から気になってたからね。


去年のピンクリボンキャンペーンでピンクに光る東京タワーを首都高から見て、

「あー、しこりあるんだよなー、でも、まさか、乳がんなんてなー、忘れよー」

って確かに思ったから。


ヤブ医者には何も聞かず、さっさと病院をあとにし、会社にも行く気になれず、
家に帰って
『乳がん 検査 東京』
を検索。

何軒も電話したんだけど、
今日は乳腺の先生がいない/予約がいっぱい/外来は午前で終了・・・・
断られた。

やっと、三田線・蓮根駅のベルーガクリニックってとこが見つかった。
電話したら、来てくれたら検査してくれるって言ってくれてさ。

行きの電車では、不安がこみ上げてきて、動悸が激しくなり、胃がキューっ。
そこの病院はさすが乳腺科というだけあって、院内はオレンジで統一されていて、
テーブルのラックには女性誌の数々。
でも、そんな雑誌を見る余裕もなく、「サヤさーん」って呼ばれるまで、しんみり待っていました。


登場人物
サヤ=サ、先生=先、看護師さん=看

看「サヤさん、どーぞー」
サヤ「はーい」
先「どうしたの?」
サ「さっき婦人科検診でしこりがあるって言われたんですよ・・・」
先「マンモグラフィとかやったことある?」
サ「いえ、ないです」
先「じゃあ、今日は全部検査しましょう」

と検査が始まった。


まずマンモグラフィ検査。
おっぱいを板に挟んで上下左右から撮影。

次にエコー検査。
ジェルを塗って超音波で診察。

その後細胞診用の細胞をしこりから取るために、しこりの部分に輸血用のぶっとい注射器を入れて抽出。

最後は採血。

先「今のところしこりは良性とも悪性とも言い切れないから、1週間後にもう1回来てね」

この日は終了。


今思うと、細胞診やるってことは、乳がんを疑ってるってことだったんだよなぁ。
このときは不安半分、「まさかなぁ~」が半分。


1週間後の検査結果まで、特に何もしないで普通に過ごしてました。


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# by saya-cafe | 2007-02-19 21:36 | 乳がん 入院まで ~回想~

はじめに

このブログ開設について、

36才のかよわい私に宣告された乳がん。
その記録を残しておこうと手術が終わり落ち着いた今、考えがまとまりました。

これからもながーい治療生活。
乳がん完治に向け、頑張っていきます。

同じ境遇の乳がん患者の皆さん、家族の皆さん、それに関わる医療関係の皆さん、その他色んな皆さんに読んでいただけると幸いです。


まず、私を知ってもらうための自己紹介で最初のあいさつとさせていただきます。


私:サヤ
性別:女
年齢:36才(見た目は27才!)
血液型:O型
星座:しし座
身長:174cm(でかっ!)
体重:53kg


現住所:東京都豊島区(7年間豊島区)
家族:8才年下の夫(わかっ!去年の11月に入籍)
職業:休職中ですが、事務職

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# by saya-cafe | 2007-02-18 23:37 | ごあいさつ&自分